初収穫の山蕗できゃらぶきを作る

4月17日の山の畑は蕗畑!

毎年どっさりの恵みをくれる栗の木の下はちらほら陽が

差し込んで、蕗にとっては絶好の場所です。

しばらく来なかった山の畑にいると、林の方で

ウグイスの声が聞えます。

うっとりする程上手に歌ってくれてとても幸せな気分で

蕗採りをします。毎年同じウグイスなのかな?

ウグイスの寿命は8年位だそうですから多分

去年も一昨年もあのあたりに住んでいたのでしょうね。

これからもずっといい声を聴かせてほしいな。

案外太く育っていたのであっという間に約1.2キロ採れました。

持ち帰ってさっそくきゃらぶき作りの準備です。

まずは、蕗の表面の産毛を塩で板摺りして取り除きます。

白くてふわふわしたものが産毛ですが、そのままだと食感も見た目も悪いです。

自分の手に合った量を取って塩をまぶしてゴリゴリ。

しばらく板摺りするとこんなにボロボロとれて来ますので

水で洗い流します。

するとこんなにスベスベお肌のべっぴんさんになりました!

全てがきれいになったら上下を切って

3~4センチ長さにカットし、そのたび水に浸けていくと

茶色い灰汁が出てきます。

浸けている間に大鍋に湯を沸かしておきます。

お湯がグラグラ煮立ったら水から引き揚げた蕗を

入れて、再びグラグラしてきたら5分位煮ます。

ふにゃふにゃになるまで煮てはいけません!

とは言え、柔らかいのがお好きな場合はお好みで。

冷たくなるまで水を取り替えてしばらくおきます。

1時間でも半日でも1日でも大丈夫。

 

それではいよいよ、煮ていきます。

水から引き揚げてしっかり水をきったら大鍋に。

砂糖、しょうゆ、みりん、酒を少しずつ入れて

ぐつぐつ煮ながら自分の味に調整していきます。

水は入れなくてもゆっくり弱火から中火で煮ていたら

くっつくことはありません。

両手で大鍋を揺すって味を全体になじませながら。

冷凍して取っておいた去年の山椒が有ったので

一緒にいれてみます。

冷凍だけど山椒の良い香りがたまりません!

ここまでで約4~50分かかりました。

山椒の味をなじませるまでもうしばらくぐつぐつやってから

仕上がりです!

素敵なきゃら色になりました!

今からしばらく食べる分をタッパーに入れ、

保存用を瓶に詰めて煮沸消毒をします。

蓋をゆるゆるにした状態の瓶を大鍋に入れます。

瓶の衝撃を防ぐために下に布巾を敷いておきます。

水位は6分目位に。

沸騰してきてブクブクすると、湯が瓶に入る心配があるので少な目です。

注意して様子を見ながら10分余り煮て

ミトンなどで一度取り出して蓋をしっかり締めます。

鍋に瓶を戻して今度は7~8分目まで湯を足してスタート。

途中で湯を足しつつ煮沸すること約40分。

煮沸終了です。

取り出したらまず蓋を下にしてしばらくおきます。

その後ひっくり返すと蓋は少し膨らんでいますが、

冷めるまで待つと蓋はペコンと凹みます。

蓋が凹んだら煮沸消毒成功です。

煮沸消毒がちゃんと出来たら1年はもちます。

きゃらぶきは、普通におかずとして食べても美味しいのですが

マルシェ出店時とか会議など、ゆっくり食事出来なくて

簡単に食べられる弁当が必要な時に夫に持たせます。

おにぎりに卵焼きときゃらぶきだけの簡単弁当です。

何もなくてもおにぎりを作ってきゃらぶきを食べることもあります。

あー、食べたくなって来たー!

 

 

 

 

 

 

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