晩白柚のピールを作る

デカい!

昨年末に、ご近所さんが温室で育てた ”晩白柚”(ばんぺいゆ) を頂きました。

高さ17㎝ 直径16㎝位で、重さは1.75㎏でした。

晩白柚はマレー半島原産の文旦と同じザボン(白柚)の1種で柑橘類の中では最大級の

大きさだそうです。 なので、当地では温室でしか育たないみたいです。

去年までの3年間はいつも ”獅子柚” (ししゆず)と言うこれも同じくらい大きな

柑橘を頂いてピールを作っていましたがこの冬は頂く機会が無くて

残念だなと思っていた矢先だったので小躍りしましたよ!

獅子柚の果肉は不味くて食べられませんが、晩白柚は果肉が美味しい!

ふっとかおる匂いは、柚子でも無く、はっさくでも無く、レモンとも違う、

何か表現しにくい青っぽい匂いです。刺激のある酸っぱさが無く、かと言って

甘すぎず本当にいつまでも食べ続けられる美味しい味でした。

 

材料  晩白柚の皮  500g

砂糖     500g (白い砂糖の方が色が綺麗に仕上がります)

グラニュー糖 500g+仕上げ飾り用適量

それではまず8等分に切り分けて

わたを付けたまま皮を丁寧に剥きます。

ピールに使わない果肉はこんな感じ。

一房がとても大きくて、夫と2人で食べるには1日では食べきれません。

大満足ででした😋

皮だけで600g有りました。

両端の尖った部分は切り取っておきます。

なので、使う砂糖は皮の重量と同じ500gとします。

8等分にした一片をそれぞれ1㎝幅で切ります。

切ったものを大鍋にたっぷりの水を入れて沸騰後数分間茹でてから茹でこぼします。

はい、1回目を茹でこぼしました。

手が2本しかないので写せませんが、手袋をして蓋を少しずらして

中身がこぼれない様に熱湯だけを捨てること3回です。

苦いのが好きな人はお好みで回数を減らしてください。

茹でこぼしは、苦みを取る以外に皮が充分柔らかくなることが目的ですので

調整して下さい。

充分茹だったら、分量の半分の砂糖とひたひたの水を入れて弱火~中火にかけます。

急ぐ事も無いのでストーブの上でゆっくり煮ます。

2・3時間かけて最後に残りの砂糖を入れて少し煮詰めます。

果肉を崩さない様に水気を切って

オーブンの低温に入れます。

100度位が良いと思いますが今回130度にして

15分でひっくり返して又15分。

いつもはオーブンを使う事は無いのですが、当日は雨が降ったり止んだりで

外へ干せなかったので、機械の力を借りました。

少しは水分が飛んだでしょうか?

透明感のある飴色になりました。

キッチンペーパーを敷いたトレーにグラニュー糖を広げてその上に隙間を少し空けて

ならべ、その上にも更にグラニュー糖をまぶします。

干す期間が長いので埃除けにガーゼを被せます。

ここまでが1日目。

 

2日目です。

天気が良ければ外で干します。

干しネットが有るとコンパクトで便利です。

この後は、ピールの乾き具合を見ながら数日お世話をします。

干し過ぎるとカチカチで残念な事になり

干し足りないとベチャベチャで黴が生えるかも。

今までの獅子柚ピールだと、3・4日で仕上がりでした。

(因みに、獅子柚ピール作り のブログ記事は2018年11月27日にupしています。)

上手く出来ると、とてもモッチリ弾力があって最高のスイーツになります!

 

3日目

ちょっと透明感が出て来ましたが、まだ水分が多いです。

でも、表面は乾いているので更にグラニュー糖をまぶします。

砂糖を振ると、浸透圧(あってる?)のおかげで水分が抜けるのが早くなる気がします。

そしてあと1日位干しましょう。

 

と思ったら何と、延べで6日間もかかりました!

最後の煮詰め具合が足りなかったのか中々乾燥しませんでした。

手でつまんでも指に水分も砂糖も付いて来ない位は乾燥させて下さい。

綺麗にクリスタリゼ出来ました。

でも、モッチリ感が獅子柚ピールにはかないませんでした、残念!

果肉も美味しくいっぱい食べられたんだから、ピールも完璧! と言うのは

贅沢かな?

獅子柚ピールの美味しさを知らなければこれでも充分美味しいですよ😋

大きなバットにいっぱい出来ました。

私達老夫婦で全部食べたら糖尿病になりそうなので、

小分けラッピングにして沢山配ります!

おいしそう!!

 

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