初めての生姜栽培と収穫・加工

3月8日ケーヨーデイツーで1キロ498円で大しょうがを買い

4月29日に植え付けました。何ぶん何もかもが初めての野菜つくりで

植え時も土作りも全然知らない私。しょうがを買った時

そばにいた男性は、土の温度が15度以上になったら

植え時、と教えてくれたし、

実家の隣のお姉さまは5月になってからと言うし

私の叔母は4月になったら大丈夫と言う。

わーっ解らん!

良くわからないけどとにかく、空いている所を少し耕して苦土石灰をまぜ

馬糞土と腐葉土をまぜて2週間置いてから植え付けました。

6月23日 約2ヶ月後に帰ったら やっと芽が出て来ました。

その間、4・5回田舎に帰った時に有機液体肥料をかけていました。

しょうがの土に掛かっている藁は隣のお姉さまの旦那さんが

「これあげるから掛けとき」と言って3束くれました。

オタオタしている私を見かねて助け舟を出してくれたものだと感謝。

藁は良いです、野菜つくりにはとても重宝するものです。

父が残してくれた田んぼ6反を小作してくれている親戚に

来年は藁を残しといて欲しい、と頼んでおきました。

8月 父の初盆に来た叔母が見て「小さいし色が薄いな。

もう少し肥料をやらなあかんで」と教えてくれました。

が、叔母が意味する肥料とは何かな?

科学肥料は嫌だし、油カスの粒を少し埋め込んでおきました。

奥に見える里芋もこの生姜の葉もご近所の立派なのに比べて

とても貧弱で、どうも成長がよろしくないのは自覚していました。

土が乾いてもすぐ水をやれないし、虫や病気があってもすぐ対応

出来ないし、何せ居ないのだからしょうが無い、と誤魔化すしかありません。

トホホな気分。

10月27日 一番背が高いものでも50センチ位ですが

もうぬきます! ドキドキ!!!

全く期待していなかったのに出来てる!

わーいわーい、小躍りして喜びまくる私。

こっ こっ こんなに~!

1キロ植えて1.35キロ収穫。

(種生姜を除く)

上手に出来れば3倍位は出来るそうですが

ゼロかも知れない、と思っていた私にはもう充分成功です。

今年の経験を生かして来年もっと工夫すれば良いだけだから。

早速奇麗に洗って、細い千切りにして

同じく薄く千切りにした薄揚げと醤油少々で生姜飯を炊きました。

爽やかな生姜のかおりと香ばしい薄揚げが食欲をそそる美味しさ。

ごはんはいつも多くは食べない私もあまりに美味しくておかわりしてしまって

少し苦しくなりました。

そして、掘りたての新生姜を擦って冷奴にのせて口に入れると

喉から鼻へツーンっと抜けるみょうがの様な、土生姜とは

一味違う品の良い爽やかな辛さが良い。

「京都の料亭で出てくるような上品な冷奴」と夫の評。

残りは大阪へ持って帰って早速色々作って楽しみました。

  奇麗に洗って、念のため焼酎を吹きつけて消毒して、

 塩をすり込み、

 今年6月に漬けた梅干しの中に入れて、

 赤紫蘇をかぶせて色が滲みるまで置きます。

芯まですっかり漬かれば紅しょうがのできあがりです。

次は、ジンジャーシロップを作ります。

糸井重里さんのほぼ日ブログなどを参考にさせて頂きました。

 500グラムを使って作ります。

 綺麗に洗えました。

 約1ミリにスライス。

 生姜と同量、500グラムのてんさい糖をまぶしてしばらく置きます。

他のブログではベルガモット、シナモンなど色々な香辛料を

入れるようですが私はシンプルに砂糖だけにします。

使うときに好みで足せばいいと思うので。

 中サイズの土鍋を使いました。

 1時間も経つとこんな感じ。

水を3・400cc加えて沸騰するまで強火で煮て

沸騰後30分位コトコト煮ます。

 熱い内に生姜を引き上げ、

半分を冷まして、

ザルに広げて天日干し、

1日たつと、まだしっとりしていますが

グラニュー糖をまぶしつけるので乾かし過ぎないのが大事。

袋に入れてシャカシャカして、

甘~くて辛~いおやつが出来ました。

「こんな小袋に入れて持ち歩いて、寒い時に食べると

血流が良くなり温まりますよ」 と糸井重里さんが言ってます。

私もそうします。

糸井さんのブログ、とっても面白くで大好きです。

シロップが少し冷めたらレモン汁を入れて出来上がりです。

500グラムで約350ccのジンジャーシロップが出来ました。

最近私はチャイを毎日飲むのでこのシロップを使うとおろし生姜の

繊維を濾さなくて済むので一手間省けそうです。

ちなみに私はチャイに牛乳でなく豆乳を入れます。

コクがあって美味しいし温まります。

ジンジャーシロップで引き上げた残り半分では佃煮を作ります。

 鍋に甘~い生姜と鰹節と胡麻を加え、酒と濃口醤油を足してくつくつ煮ます。

生姜がとても甘いので一度水で茹でこぼしても良かったかも知れません。

ずいぶん甘辛い濃い佃煮になりました。

箸休めに一品ふえました。

あと少し生の新生姜がありますが、これは暫くの間

生姜飯で使います。

とても美味しいです。

ひょっとして、私は生姜の加工の中では

生姜飯が一番のお気に入りかも知れない。

あー楽しかったー!

みのりの秋最高!

 

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