多可町について

2015年5月25日に、大阪から移住してきました。

眞理子の実家です。4年間空き家にしていました。

和義のリタイアをきっかけに、余生を終の棲家で、価値観の違う生活をしよう。

田舎暮らしになじめるか? 正直不安はありました。

和義は、膝の痛みがある状態で百姓が出来るだろうか? 

眞理子は20歳の時、閉鎖的な田舎の生活が嫌で大阪に出たが、出戻りでも地域は受け入れてくれるだろうか。

すべて杞憂でした。今ではまったく馴染んでいます。

それは、多可町の豊かな自然が、人のぬくもりを大きく包んでくれているからでしょう。

畑で草をぬきながら、はるかな空の声を聴き、風の音に耳を澄ませ、鳥のさえずりにこころときめかせ、そんな喜びにこころがふるえるのです。

作物と会話がしたい。いかなる気候のもとでも、穏やかにかつ逞しく成長できる環境づくりをしてあげれる農夫になりたい。

多可町での農業生活は、私たち夫婦に思わぬ希望の光を与えてくれました。

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