去年、食べられるほおずきが有ることを知りましたが、
ほおずきってこんなイメージが多いと思います。
私の記憶では、 ”ほおずきは苦くて食べられない!” です。
子どもの頃、赤く熟したほおずきの中身を、皮を破らず
爪楊枝などを使ってそおーっとほじくり出して
その後、中を水できれいにすすいで、開いた2・3ミリの穴からそっと息を吹き込んだら
小さな赤い風船になります。麦の茎を六等分位に切って外向きに広げる。
広がったストローの台座の上にほおづきをのせ、上を向いてそーっと息を吹く。
すると、赤い小さいほおづき風船がクルクル回るのが楽しくて嬉しくて、
破れやすくて難しい工程を、何度も何度も飽きずに繰り返した事を思い出します。
その途中で何度か、取り出したほおづきの汁や種が指につくので
美味しいのかな、と舐めてみたらこれが激にがっ!
それで私は、”ほおづきは、可愛いけど食べられない代物だ” と言う事を
よ~く知っていました。
だから、食用ほおずき って本当にあるの?と思いました。
しかも、種の紹介では 「フルーティーな香りと独特の甘酸っぱさで人気上昇中!」
なんて書いてある。
好奇心の塊おばさんの私が育てないはずが無いでしょう!
さっそく 「たねの森」で無消毒の種を買い、
まだ寒~い3月から種をまき、夫が手作りした簡易温室に
加温マットを敷いて育て始めました。
なかなか発芽しなくて心が折れそうになりましたが待ちました。
いっぱい種をまいたレタスは簡単に発芽したのですが・・・
そして、やっと畑に定植出来たのは5月16日でした。
それがなんと1か月も経つとこんなに大きくなりました。
子育ても野菜育ても忍耐です!
先日の畑パトロールの時こんなの見つけました。
熟してポトンと落ちているものは茶色っぽい黄色です。
(観賞用の赤いほおづきにはわずかながら毒性のあるアルカロイドや、
子宮の緊縮作用があるヒストニンが含まれるので食べてはいけません。)
とても小さいけど食べてみる。
うわっ 甘くてなんかいい香りがする!
食用ほおずき栽培は予想以上の味でした。
腋芽が出放題でジャングル状態なので急いで腋芽摘みをして
実の数を減らしました。
これでもう少し大きい実に育つかな?
今後を楽しみにしています。
おととし、似たような野菜で ペピーノ と言うのを
育てましたがあれは私の好みには会いませんでした。
食用ほおずきは種から育てるのは難しいですが
株を越冬させることが出来るみたいなので
大事に冬を越させようと今から考えてます。