猛暑の日々、朝だけはさわやか!

 

とうとう8月に突入してしまいました。

そして毎日続く猛暑は、老人にはたまりません!

昼間に畑仕事をすれば間違いなく熱中症で病院行き。

なので、一昨日からは、朝は5時過ぎから畑に出勤して

お腹が空いてくる8時頃まで頑張っています。

東の空に陽はもう上がっているのですが

厚い雲に隠れていて、ちょっと神秘的。

さすがに朝の5時過ぎは、涼しくて草も野菜も

朝露のせいで全てが生き生きしています。

里芋の葉っぱに。

キュウリの蔓に。

まっさらな朝の空気の中で、

朝露に覆われた畑の姿は神々しくさえあります。

半世紀以上前に、祖母と夏の早朝に

山の畑に行った時の事を思い出します。

祖母は、太陽が昇ったばかりの東の空に向かって

いつも手を合わせて拝んでいたものでした。

今はその様な気分が良く理解できます。

それから、早朝で空気が澄んでいるからなのか

草の匂いがとても感じられる気がします。

今朝も夫は草刈りをしていましたが

昨日刈った草からもとても甘い(?)良いかおりが

します。

これは畑の端に、草などを投げ入れておいて

半年から1年かけて自然に草堆肥を作る為の場所ですが

ここからも、ほのかに甘い草のかおりがするんです。

普通は、「枯れた草なんてくさい!」 と思うでしょうが

それが良い匂いなんですよ!

きっと、「そうそう」 と言う人もいると思います。

さて、気分良く畑仕事を始めたわけですが

今最盛期の野菜と言えば。

茄子。これはよく見かける紺茄子の 黒小町です。

木がどんどん大きくなって来た在来青茄子です。

因みに、昨日収穫したものがこちら。

ピカピカですー!

でも、ちょっと頑張り過ぎて疲れてきたかな、と

今日はバッサリ切り詰めました。

切り詰めたけれども、まだ結構収穫出来そうなのを

残しているのでしばらく採って

あとは少し休養して、またすぐ復活出来ると思います。

紺色の茄子以外は実が柔らかすぎて

漬物には不向きです。 が、実がとても柔らかいので

トロ茄子と呼ばれる位で

ステーキでも煮物でも美味しいですが

天ぷらにすると特に絶品です!

実は、今日の昼ごはんも茄子の天ぷらをしました。

そして、残ったものを夜に食べた夫が

「ホンマうまいなこの茄子!」 と感激しながら

食べておりましたよ。

それから、他に今の最盛期の野菜と言うと

枝豆も。

当地では、黒豆を若採りして「黒枝豆」 として

秋頃に売り出されますが、やはり枝豆って

真夏にビール片手に塩を効かせたのをつまむのが

美味しいですよね!

もちろん丹波の黒豆を若採りしたものはもっちりと

美味しくて段違いに美味しいのですが

残念ながら真夏には食べられません。

なので、MKファームでは夏に食べられる枝豆を

育てています。「早生黒大豆」と言います。そして

今週の土曜日に、まち多可で売る予定です。

こちらはまだ少し膨らみが足りませんが

少しづつ収穫時期をずらして

8月末まで出荷出来るように育てています。

 

冬瓜も大きくなりました。これはまだ最盛期ではありませんが

8月中旬に収穫して、しばらく寝かせてからの出荷になります。

 

遠目から見るとまるでキウィ棚みたいです!

でも近くで見るとデカいのですよ。

そして毛むくじゃらです。

冬瓜は元気に育ってくれる優等生です。

有機農家には有難い作物の一つかも知れません。

それからこれは網干メロンです。

出荷はしませんが、とても楽しみにしているものです。

残念ながら、よく人に差し上げるのでなかなか

私たちは食べられません。

それに、食いしん坊の孫の大好物でもあるので

やつが来るととても危険なんです!

まあそれほど美味しい、と言う事でしょうか。

きゅうりは最盛期を過ぎた様です。

少し曲がって来たし

葉っぱも黄色くなってきました。

7月の内に第2弾の種まきをしておいたのを

今日、定植しておいたので

古い方のキュウリたちがすっかりダメになった頃には

なり始めるかな?

右端の青味がかった緑の列が「早生黒大豆」で

その左が人参、手前がピーナツです。

人参は、今年は多くの方と同時に同じ品種を栽培したので

多くの事が分かりました。

私たちは、「オーガニック・エコ農業をすすめる会」 と言う

なるべく無農薬・無肥料で育てる事を最低条件として

野菜を育てるグループなのですが

面白い結果を得ました。

さすがにこのグループのメンバーは農薬は

使っていない様ですが、化成肥料は多少使う様です。

化成肥料を使うと、グングンと大きく成長するのですが

董立ちが早いみたいです。

その点、MKファームのごとく有機で育てると

成長のスピードが遅く、葉の色も薄いのですが

なかなか董立ちがしません。でも、ゆっくりしっかり

美味しく育ちます。

何が言いたいかと言うと

「焦らなくて良い」と言う事が分かったのです。

毎年、近隣の家庭菜園の野菜を見ては

スピードや大きさや虫食いや病気など

「内のとは違うなあ」と感じていたのが

ゆっくり、じっくり、そしてしっかりと、で良いんだ

と思えるようになりました。

色も黄緑でまだ小さい

MKファームの里芋ですが、よその畑の里芋はもう

すっかり大きくて緑も濃く立派です。

でも焦りません!  これでいいのだ!

と思えるようになりました。

畑の土も良くなって来たし、順調に育ってくれる

野菜も増えて来たし、私たちの農業に

ようやく少し自信が持てるようになって来た

気がします。

明日も暑そうだけど、早朝から頑張るぞー!

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