ササゲ収穫と加工調理

真夏の辛い時期にササゲの

収穫が始まりました。

約1カ月の間にずらし蒔きを

しているので収穫はまだまだ

続きます。

5月2日に、1回目の

播種をしたものは3か月を

過ぎました。

鞘がカサカサに乾いて

このまま放置すれば、

勝手に弾けて中身が落ちてしまうので

収穫を始めました。

今の時期は、どの野菜にも

数種類のカメムシが

わんさか飛んで来ています。

茶色のホソヘリカメムシは、

捕まえようとしてもすぐに

飛んで逃げて行くので

やられ放題。

丸くて緑系で綺麗な模様の

あるものや、角ばって緑一色の

ものや他にも色々いて、げっそり。

ホソヘリ以外のカメムシは

早朝だと動きがノロいので

毎朝一番の仕事はカメムシ捕獲です。

1、5か2リットルのペットボトルの

上3分の1位でカットしたものを

逆さにして下の部分に差し込みます。

葉の上からかめむしをポンポンと

トラップに落とします。

下には酢か、もみ酢を

入れておきます。

あっという間にどっさりの

カメムシが取れるので

どれだけ居るものなのか恐ろしい!

それでも、取らなければ

その分被害が増えるし。

毎日あくなき戦いを続けています(´;ω;`)

でも、小豆の虫害に比べると

ササゲの方がまだ栽培は

楽だと思います。

小豆には、アズキノメイガが

鞘の中まで入って全てを

食べつくして挙句に

卵を残して更に孵化して

残りの豆まで食べつくします。

そして、やっと収穫した豆を

保存中には、アズキゾウムシが

食害をします。

美味しくて栄養の有るものは

虫も良く知ってます!

来年の播種時期は

虫害を避けて収穫出来そうな

6月末位にした方が良さそうです。

それにしても、ササゲは

成長力が旺盛です。

すっかり熟して収穫間際の枝の

先にはもう次の花や鞘も付いています。

こんな風に、ササゲは

次から次へと新しい鞘を

付けて行きます。

10月に入って寒くなって来ると

さすがに、鞘の中身が熟すのは

無理なので、収穫は終了です。

持ち帰ったササゲを温室内に

干すと、

ほぼ半日でカラッカラになり、

そのままにすると弾けて

豆がそこら中に飛んでしまいます。

なので、その日の内には

鞘から取り出してしまいます。

どっさり取れて嬉しいのですが

何分、カメムシに喰われて

クズ豆になってしまったのが多くて

選別にとても手間がかかります。

何か良い方法は無いか、悩み中です。

クズ豆を取り除いた今年の

初ササゲでさっそくアンコを

作ってみました。

小豆の代用豆として栽培を

始めたササゲですが

若干ササゲの方が亜鉛、葉酸

マグネシウムの含有量が

多いそうです。小豆との違いは

小豆の方が皮が柔らかい事のみ。

なので、アンコには小豆の方が

煮やすいですが一方、皮が強い

ササゲは赤飯に向いています。

さすがに、畑から採って来て

直ぐの豆は早く煮えました。

ただ、いつものように砂糖控え目に

すると、艶が足りないので50%近く

入れました。

 

美味しいメニューをもうひとつ。

栗おこわです。

去年の秋に収穫した栗を

冷凍してあるので、それを

使います。もち米は、八千代区で

有機大豆で納豆を作っている

池田さんのもち米です。

栗とササゲは下茹でしておいて

圧力なべであっという間に出来ました。

ササゲは良くも悪くも皮が固めなので

赤飯にしても実が割れにくいです。

関東では、赤飯に小豆を炊いて

実が割れると 「切腹」 を

連想させるのでそれを嫌って

ササゲで赤飯を炊く事が多いとか。

確かにそのとおりです。

赤い煮汁でもち米が良い色に

染まるのも味も同じなので

赤飯にはササゲがピッタリです。

ついつい食べ過ぎてしまう美味しさです!

 

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