さあ今日も、私の大切なクコの木を襲うカメムシを退治するぞっ、と
モミ酢入りのボールと叩き棒を持って近寄ると、いつもブーンと忙しく
飛び回っている蜂がじっとしているよ。
いや違う、カマキリにつかまって動けないのだ!
今までもカマキリが蜂を捕まえたところは2・3回見たけれど
数秒後には逃げられていたので、やはり蜂は難しいのだと
思っていたのにビックリ、すごいやん、うちのカマキリちゃん!
カメムシ退治も忘れてじーっと観察してました。
蜂が動いている間はじーっと待っていて、
動かなくなると
むしゃむしゃ食べ始めましたよ。
約4・50分でほぼ食べきりました。
洗濯物を干したり、苗や寄せ植えに水やりをしたりしながら
途切れ途切れながら、凄いものを見てしまいました!
私の中では大スクープです。
今の時期、咲いている花が少ないのかどうなのか
このクコの木は虫たちに大人気で、蜂はいつも2・3匹
ヒラタアブ?も小さいくせに大きな羽音をブンブン言わせながら
たくさん飛び回っています。モンキチョウやモンシロチョウも。
この、一見ホタルみたいな虫の幼虫が、あのうんちを背中に乗せている
クソハムシ、正確にはクビホソハムシなのかな?
こんなのも葉裏でじーっとしているし。
クコの木の奥にはゆずの幼木があって
その葉の上には
こんな子も何かをじーっと待っている。
カエルさんのずーっと上の方の葉っぱにはこんなのも。
鳥のふんに見えるけれど、これもまたアゲハの幼虫です。
気が付かずにいるとあっと言う間に葉っぱが食べつくされるのです!
糞に似せて自分を守る虫が多いですね。
そこら中に生えているニラの花には
ヒラタアブ? 極小の蜂に見えるけどいくら調べても良くわからない。
こんな小さな畑の中でも数えきれない虫たちの世界が繰り広げられています。
お昼ご飯の後、さて買い物にでも出かけるか、その前にちょっと
あのカマキリどうしてるかな、と見に行ってみると
ななっ、なんと交尾中?!
もう一匹メスっぽい太めのカマキリがいるのは知っていたけど
やるなあ、あんさん!とびっくりしましたわ、午前中にしっかり
蜂のごちそうを食べたし、元気と勇気がでたんやな。
確か、カマキリのメスは、交尾が終わったらオスを食べてしまう
と言われているので、がぜん確かめたくなりました。
しかしながら、待てども待てども終わりません。
あーっ どうしよ、買い物に行ってる間にオスが食べられてしまっていたら
現場を見逃してしまうことになるし。 で、スマホで調べたら
カマキリの交尾は5・6時間かかるとか。と言う事で
待ってられないので買い物へ行って、あれこれ用事も済ませて
帰ってきても
場所を変えてまだ仕事中。
結局のところ、暗くなるまで待っても、らち開かず。
諦めました。
明日にはオスが消えてしまっているのか、それとも
うまく逃れて生き延びているのか、ミステリー!!!
虫たちの世界も厳しいのですね。
すぐそこで繰り広げられているはずの違う世界の事を
私たちはなにも知らずに暮らしているのですね。
いやーっ 今日は一つ知ることが出来て何か
得した気分です。