薄いピンク色のお茶になったくろもじ
数日前、向かいのお嫁さんにくろもじの枝を貰いました。
夫が畑で仕事をしていると、向かいのお嫁さんが、可愛い3姉妹の娘たちと
畑横の道をお散歩していたそうです。
うちの畑の隅っこに、大きなビワの木があるのを見て
「”虫よけスプレー” を作りたいので葉っぱを下さい」 って言われた。
というので、うちには既にビワ葉エキスがあるのでビンに小分けして
持って行きました。 今時こんな若い人がわざわざ自然由来のものを使って
何かを作ろうとしているなんて、エライっ! と感心しましたよ。
彼女は常日頃から安心安全で楽しい子育てをしているので
いつも気にしていましたので、嬉しかったです。
お返しに、「良いものあげる」 と、もじゃもじゃの
枝をくれました。
これはなんじゃ?と思いましたが、使い方を教えてもらいました。
こんな普通の枝がくろもじかどうかをどうやって見分けるの?
と聞くと、枝を折って匂いをかがせてくれました。
確かに強い香りがします。木はどれもそれなりに
良い香りがするものですが、くろもじはかなり強く香ります。
まずは、その香りで見分けるのが一つと
あとは見た目。
あーっ、ぼやけてる! でも何とか説明してみます。
緑の肌に黒い斑点状の模様です。
この、黒い模様が、文字っぽく見えることから 黒文字→くろもじ
と呼ばれることになったそうです。
くろもじと言えば、和菓子を食べる時の大きめの楊枝を
思い浮かべるのみでしたが、これをお茶にするそうです。
細い枝を5・6㎝長さに切って煮出してみました。
お嫁ちゃんはピンク色になるって言っていましたが、
底が黒いと良くわかりませんので、ティーポットに入れてみます。
おお、確かに少しピンク色。
そして、おしゃれにカップに注いでみると。
綺麗なうすピンクのお茶になりました!
仕上がった獅子柚ピールとくろもじの小枝を添えて飲んでみました。
カモミールの様な、レモングラスのような独特な香りがします。
そして、くろもじ茶には色々な効用があってとても健康に良いみたいです。
私はどちらかと言えば、この香りはアロマの様に焚きしめて、部屋の中を
香りで満たして楽しむ方が良さそうな気がするのですが。
なので今、刻んだ枝を不織布の袋に入れて玄関に置いています。
だけどこのままでは、せっかくの良い香りが漂って来ないので
何とか楽しめるように考えます。
珍しくて健康に良くてしかも美味しいくろもじをありがとう!
山の畑に行った時に一度探してみます。
野山に行く楽しみがまた一つ増えました。